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新刊『戦争を止めたい』出版

結局、執筆に一年以上も掛かってしまった。大学生や予備校生などに話す機会も年に何回かあり、その講演(スライドトーク)の度に、彼ら、彼女らから「知らなかった。そんなことになっていたんですか?」
「何故、私たちは”知らされていないのですか?」と、矢継ぎ早に質問された。そんな中で、東京外国語大学の「平和構築論」の講座の帰り、同大学の知人の教授から、「豊田さん、ジュニア新書を書きなよ。彼らにちょうどいい」と言われたのが、本書を企画する大きな動機となった。スライドトークを、そのまま起したような物を、当初は想定したが、「新書版」という版形の制約もあり、改めて、書き下ろすことになったこと、そして写真をどう構成するかなど、「楽しんだ」こともあるが、苦しいことも多かった。それが、やっと店頭に並ぶまでになったのだから、正直に大変に喜んでいる。
しかし、問題は、これが、大学生や予備校生、高校中学生など、若者たちの手に渡り、しっかり「読まれる」か、否かだ。願わくば、読者が、次々と、次なる読者に紹介して下さって、若者たちのあいだに、本書が広がって欲しい。
また、そうした「批評」に耐える内容と読者に思われるような作品であって欲しい。自分では、そして伴走してくれた岩波の編集者は、その確信を持って作ったのだから。

以下、友人に送ったメールの転載

豊田直巳、新刊『戦争を止めたい』出版のお知らせとお願い
【転送・転載歓迎】

友人の皆さん
人権擁護、平和の確立、環境の保全など、私たちの未来への夢を紡いで、日々に、ご活躍している皆さん。
フォトジャーナリストの豊田直巳です。
ご無沙汰しております。いつもお世話になりっぱなしで、失礼を重ねております。
なかなか皆さんの前に顔を出すことの出来なかった言い訳としてきた「原稿書き」の結果が、やっと形になりました。本日発売の予定です。(地域によってはここ数日掛かるようですが)
タイトルも、そのままズバリ、直球です。
『戦争を止めたい
―― フォトジャーナリストの見る世界 ――』(岩波 ジュニア新書)
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/0904/500621.html
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%96L%93c%81@%92%BC%96%A4/list.html

いまどき、流行らないと言わないでください。こうしている間も、私たちが眠っている間にも、「何処と知れず」ではなく、公然と、カメラの前でさえ「戦争」が続いてるのですから。
しかし、目をつぶれば、いいえ、テレビのリモコンを触っただけで、まるで「戦争」の方がバーチャルだったかのように、眼前から消えて、画面には刹那を「楽しませる」無数の映像が流されてきます。インターネットに接続したコンピューターの前に座れば、まさに「情報の洪水」に流されそうです。
それでいながら、よく耳にするのは「何が起こっているのか、よくわからない」というつぶやきです。わからないはずです。「情報」番組ですら「わかりやすい」という決まり文句の下に、一番大切な問題を切り落としてしまっているのですから。
「では、何が大切か?」とお思いの貴方。そういう貴方にこそ、そのヒントになる現場を紹介したいという思いからスタートしたのが、本書です。成功しているか否かは、お読みになった貴方の判断に、お任せするしかないのですが・・・。
サブタイトルに「フォトジャーナリストの見る世界」と付しましたとおり、写真は扉を含んで81ページ分、全59点ですので、「気分は写真集」のような感じにもなっております。
是非、お手にとってご覧いただき、お気に召しましたら、ご友人にもご紹介いただければ、嬉しく思います。
ということで、拙著を宣伝する「恥ずかしさ」も省みずの、お知らせとお願いです。
豊田直巳拝
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